「イップス」・・・皆さんはご存知ですか?
実は、イップスの歴史は古く、1930年前後に活躍していたプロゴルファーが発症し、知られることとなりました。
あのイチローも高校生時代になったと一時は話題になりました。
昨シーズンでは、阪神タイガースの藤浪も・・・
プロ野球にはチームに一人はいるんだとか!!
今回は、そのイップスに迫っていきたいと思います。
イップスとは何か?
イップスの原因は?
イップスの攻略法は?
ソフトボール歴17年、3回のイップス経験者がお届けしていきます。
1、イップスとは何か?
簡単に言うと、「思い通りのプレーができなくなる、運動障害のこと」
ちなみに、広辞苑にはこう書かれています。
「これまでできていた運動動作が心理的原因でできなくなる障害。
もとはゴルフでパットが急に乱れることを指したが、現在は他のスポーツにもいう」と記されています。
野球を例にあげると ・自分の投球方法がわからなくなり、うまく投げれない
・内野手をやっていて、ファーストまで送球できない
・捕手でピッチャーへの返球がワンバンになる
・イージーフライがとれない
・バットの振り方がわからない
・正面のゴロがとれない
などといった症状です。
今回は、競技やスポーツ経験関係なく、90人の方に「イップスになった経験はありますか?」とアンケートを行いました。
結果・・・
なんと・・・
なんと・・・
経験者があるという方が・・・
20人!!!
と、10人に1~2人はイップス経験にあるということがわかりました。
イップスはスポーツだけの印象がありますが、スポーツだけに関わらず、音楽や医療、一般の方でも発症します。
誰でもなる可能性があるのです。
また、個人によって症状に違いがあり、「隠れイップス」の方も多く存在するといわれています。
今まで当たり前のようにやっていたことが、突然できなくなってしまう。
やろうとするとおかしな動きになってしまう。
実際になると、なかなか抜け出せず、本当につらい日々が続いてしまうのです。
2、イップスの原因は?
そんなイップスの原因は様々ですが、広辞苑にも記されているように、ほとんどは心理的要因です。
スポーツで例えると・・・
・大きな場面でミスをしてしまった
・怒られると思ってしまう
・年上の人に投げるのが怖い
・プレッシャーを感じる
・新しい環境
・怪我をしてしまった
など、といったことがあります。
こういった、過度なストレスを受け、脳がそれを危険的な状態だと判断し、体を硬直させてしまうことが原因となります。
要は、脳がストレス脳になっており、筋肉を収縮させているのです。
ここで、3つ目の攻略法といきましょう。 3、イップス攻略法
①イップスになっている動きとは違う動きを身につける(使う筋肉を変える)
新しい動きを一から作ることで、ストレスのかかる動きを除きます。
よく、野球の投手が行っていますね。
新しい動きが身につく頃には、イップスの動きができるようになっていることも(^^)/
ボールの握り方、グリップの握り方を少し変えるだけでも改善に。
②気をそらす
無理やり、違うことを考えるということです。
プレー中に計算をしたり、クイズに答えたり。
脳にイップスのストレス以外のストレスをかけるということです。
③イメージトレーニング
ひたすら頭でいいイメージだけをする。
よくアスリートも行っていますが、質の高いイメージトレーニングを行うことで、頭でイメージした動きを、体が無意識に動く状態をつくる。
このレベルに達するまで、イップスの動きはしないこと!!
最後は、やはり、考えすぎないこと。
イップスは必ず良くなります。
自分を追い込めば、追い込むほど、改善は遠のいていきます。
リラックス脳を作るためにも、思考を変えて取り組んでみましょう。
冒頭でもお伝えした通り、イップス誰でも発症します。
お笑い芸人やビジネスにも存在します。
今回はスポーツを中心としたイップスでしたが、覚えていて損はありません。
周りにイップスの方がいたら、フォローしてあげてくださいね(^^♪
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理系大学で応用生物工学を専攻。そこで学んだ生体機能の知識を活かしてリラクゼーションサロンの店長を経験。『人のカラダって素晴らしい!』が口癖。生まれ持ったカラダが持つスキルを最大限発揮するためのトータルコンディショニングが得意分野。