スポーツ

2018年1月16日

男性トレーナーに知ってほしい!女性アスリートの言えない悩みとは?

生理の辛さを理解して欲しい

無月経、月経不順、生理痛、月経前の不調…。女性の身体では、男性が気づかないさまざまな問題を抱えています。特に多いのが、生理が来る3日~10日前に起こる月経前症候群。症状としては、憂鬱な気分、イライラ、集中できない、痛み、眠気、だるさ、体の痛みなどさまざまな不調があります。この症状は、コーチやトレーナーが男性の場合、女性アスリートにとって大きな悩みの種となっています。女性ならではのデリケートな悩みとして、相談しづらく、理解を得るのが難しいからです。

男性トレーナーやコーチをしている方は、女性アスリートの体調にも敏感に気づいてあげることが、トレーニングのメニューなどを調整するうえでも重要なポイントなのではないかと思います。

 

女性アスリートの三主徴

女性アスリートの健康管理の問題について、1997年にアメリカスポーツ医学会が発表した「女性アスリートの三主徴」をご存じでしょうか。

「利用可能エネルギー不足」

食事から摂取したエネルギーを、運動で消費し、運動以外の残ったエネルギーで基礎代謝や普段の生活をしています。「利用可能エネルギー不足」とは、その運動以外の基礎代謝などで使用するエネルギーが不足している状態をいいます。
アスリートは、通常の人に比べて激しい運動を長時間行うため、食事で摂取するエネルギーが少ないと、ホルモン分泌が不安定になることや身体の機能に影響を及ぼすケースがあります。

「運動性無月経」

3か月以上月経が来ないことを無月経といいます。
アスリートの場合、急激な減量や体重制限などを行うことでその期間に無月経になることがあるといいます。これを運動性無月経といいます。

「骨粗しょう症」

骨粗しょう症とは、骨が構造的にもろくなって、骨折しやすくなる病気です。
女性アスリートが疲労骨折などのニュースを目にしたことはないでしょうか。無月経の状態が続くと、骨量が減少し骨折などの危険性が高くなるのです。

 

男性もちゃんと知れば力になれる!生理から起こる不安定な症状を改善するためには?

栄養バランスのとれた食事をきちんと摂取すること、当たり前すぎてやっているつもりになっていませんか?血液をつくる材料は99%”食べ物”と言って過言ではありません。男性より筋肉量が少ない女性、特に女性アスリートは筋肉も想像以上に酷使しています。栄養不足と筋肉疲労からくるストレス症状も多いので、リラックスした状態でストレッチなどを行うのも効果的です。

また、選手の症状が良いとき・悪いときのルーティンを知ることも重要です。身体が不調に感じるのは生理前なのか生理中なのか、選手の身体と向き合いましょう。あとは、トレーナーやコーチ、保護者が、無月経や疲労骨折、スポーツ栄養などについて学べる機会があれば一緒に参加することも相互理解を深める良い機会だと思います。

改めて男性の方は、黙って耐えているかもしれない女性、悩んでいる女性がいることを考えましょう。イライラしていたり、だるそうにしている時があるかもしれません。
そんな時に、ちょっとした配慮ができれば環境はおのずと変化していくのではないでしょうか。

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